㈱柿沢石材店

寺院のご案内

玉鳳山 源勝院

源勝院(曹洞宗)は、岡部の地を領地とした安部家の菩提寺としてつくられた寺で、
境内墓地の一角に二代信盛から十三代信寶まで十二基の屋根付き位牌型の墓碑が東向きに南から北へ世代順に並んでいる。

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天正十八年(1590)年、徳川家康の関東入国とともに、初代安部弥一郎信勝に岡部領が与えられた。
信勝は、亡父大蔵元真追福のため、人見村(現深谷市)昌福寺八世賢達和尚を招き、源勝院の開基とした。
初代の信勝は、当時徳川家康と石田光成との対立が激しくなったので、家康に従い大坂城に詰めていた。
慶長五(1600)年に、大坂城詰所で死亡し、大阪の鳳林寺に葬られた。
安部家は、初代以降岡部の地を領し、大字岡部の一角に陣屋を置いた。

源勝院表門を入ってすぐ左手に安部家の祖、安部大蔵元真(信勝の父)の碑がある。
安部家は信州諏訪の出で、駿河国(静岡県)安部川の上流、安部谷に移り住み、元真の時はじめて安部氏を名乗った。
元真は、はじめ今川義元に仕えたが、後に徳川家康に仕え、甲斐の武田信玄、勝頼父子と戦い、おおいに戦功をあげた。

安部家歴代の墓及び、安部大蔵元真の碑は、町指定文化財となっている。